白夜の軌跡

第３話 覇竜討伐

近づくキョウイチに敵意を向け威嚇するクシャルダオラ

『待てよ…お前を狩るつもりはない』

弱ったクシャルダオラに優しく手を当てて状態を見るキョウイチ

『これならまだ少しは飛べるだろ…行きな』

クシャルダオラに背をむけて去っていくキョウイチ

クシャルダオラはキョウイチの行動にわけもわからずに戸惑っていた

『弱った奴を狩るのは趣味じゃねぇ』

そうクシャルダオラに言うと姿を消したキョウイチ

この後にクシャルダオラがどうなったかはキョウイチは知らない

そんな昔の夢を見ていたキョウイチ

眠りから覚めた時には運転手のアイルーから声をかけられた

『旦那さん、もう着くニャよ』

『そうか…』

自分が見ていた夢を懐かしく思うキョウイチ

『あのクシャルダオラは元気かな』

生きているというのは知っている

また会いたいという気持ちが強いキョウイチ

『さてしばらくは狩りを休むかな』

見えてきた雪山

それからすぐにポッケ村へと着いたキョウイチ

自分の家の前には銀髪の女性が待っていた

『遅かったな』

『そういうなよ…ただいまシャル』

『おかえり…キョウイチ』