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その光景を見ながら立っていたフブキとマリア
『なっ…』
『フブキっ!』
『やばっ!!マリア、行くよ!』
『私のシャル姉さんを返せ~』
フブキに捕まれながら叫ぶマリア
二人の姿は樹海へと消えていく
『まったく…』
『お前もいい友達をもったなシャル』
『知らん』
そっぽを向いてるが、どこか嬉しそうなシャルをみて笑うキョウイチ
二人もまた樹海へと足を踏み入れた
『樹海って割には歩きやすい場所だな』
『だが、他の狩り場よりも気をつけていかないと危ない場所でもある』
シャルはそう言って自分たちの上に通っている木の枝を指さした
『あれがなんだって言うんだ?』
『あの上からモンスターが襲ってくる場合もある…周囲には充分気をつけていかなければいけない』
『どんなモンスターだ?』
『黒くてでかい猫だ…』
『猫!?』
『まあ猫といっても翼はあるし、尻尾も長い』
『なあ…』
『んっ?』
『それってこんなやつ?』
キョウイチが指をさした方向にいたのはシャルが警戒を促してたモンスター
ナルガクルガだった
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