白夜の軌跡

第４話 七色尾羽根求めて

『なっ!?』

『シャル…やっぱコイツなわけっ!?』

驚きを隠せないシャル

初めて見るモンスターに呆気にとられるキョウイチ

そんな二人にお構い無しにナルガクルガは吠えた

一方、フブキとマリアは樹海の奥深くにたどり着き、お目当てのモンスターを見つけた

『案外早く見つけれた』

『綺麗な…綺麗な羽根をよこせ～！』

『ちょっ!?マリア！』

我慢できずに飛び出すマリア

フブキも思わずモンスターの前に飛び出した

モンスターも二人に気づき、後ろに距離をとりながら威嚇する

モンスターの名はヒプノック

外観は鳥だが、とても大きく口からは強烈な睡眠ブレスを吐く

『せいやぁ!!』

マリアは自慢の笛を盛大にヒプノックの頭へと殴りつける

大きく雄叫びをあげるヒプノック

『派手にやる事で…私も負けてられないか』

双剣をとりだし、すかさずマリアの攻撃で怯んだヒプノックへと斬りこむ

ヒプノックの懐に飛び込み足を斬り刻むフブキ

あまりの痛さにたまらず後ろへと飛ぶヒプノック

だが隙を逃さず閃光玉でヒプノックの視界を奪うフブキだった

『フブキ姉さんいくよ!!』