第4話 七色尾羽根求めて

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翼を構え、斜めにステップをしながら迫るナルガクルガ 『シャル!!』 『くるな!!キョウイチ!』 キョウイチの後ろにはりついたナルガクルガ 翼は鋭く、阻む者は全て斬り倒すほどだ キョウイチがシャルにたどり着き…手を伸ばす しかしそれよりも早く、キョウイチへと襲いかかるナルガクルガ 普通なら死んでいたハズなのだが… 『これで貸し一つだからな…!』 フブキの双剣がナルガクルガの翼を押さえていた 『このっ!』 すかさずマリアが笛でナルガクルガの頭を殴る いきなり頭を殴られてたまらなかったのか鳴きながら後ろへと距離をとった ナルガクルガの目が赤く光り、目の前にいるキョウイチ達へと吠える 『ありゃまぁ…怒っちゃった』 フブキは慣れているのか呆れたように言った 『すまん…助かった』 キョウイチはフブキへ礼を言うと同時にシャルに手を貸す 『気にしない気にしない』 フブキは双剣を構え、マリアは笛を吹き出して全員を強化した 『キョウイチ…アンタはシャルと少し離れてな』 『えっ?』 『すぐ終わらせるから待ってろって言ってるの』
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