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頂上を目指し登るキョウイチ
上にたどり着いた彼に気づいたのか女性はしゃべりだす
『なんだお前は』
『ただのしがないハンターさ』
『…そのしがないハンターが私になんの用だ』
『用か…特にないな』
笑いながらキョウイチは答えた
『…貴様、死にたいのか?』
太刀に手を伸ばそうとする女性にキョウイチは真っ直ぐな瞳で答えた
『ふざけてなんかない…それよりどうだ?オーロラの下で酒を飲むのも悪くないだろ』
どこから出したのか黄金芋酒を手に女性に近づく
『…お前馬鹿か?』
女性は伸ばそうとした手をおさめ、呆れた顔でキョウイチを見る
『馬鹿か…確かに馬鹿かもな』
黄金芋酒を女性の分と自分の分を分けて置いた
傍で肉を焼きだすキョウイチ
『こうやって誰かとのんびりするのもハンターならではの事だろ』
『変わったヤツだな…』
クスクスと笑いながら黄金芋酒に手を伸ばす女性
『そうだな』
笑いながらキョウイチは答えた
『…名は?』
『キョウイチ』
『キョウイチか…覚えておこう。私の名はシャル』
『シャルか…よろしく』
『こちらこそな』
オーロラの下で握手する2人
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