助けて!! お姉ちゃん!!4

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 私は玄関に着くと一端手袋を外してからまたカズの手を握った。  「ひゃぁ--!!」  不覚にも私は声にならない悲鳴をあげてしまった。  思わず離してしまった手を握り直し、急いで私の部屋に入れ、そしてカズを包み込んだ。これも懐かしい。昔は毎日のようにしてたかもしれない。  何となく後ろから抱きついてみたけどやっぱり反応はなし。  一年ぶりの人肌。冷たいはずのカズの体は何だか温かかった。  あれから一年間、付き合ってもこんなことをしたことはなかった。ソレほどの相手が見つからなかった。  カズは私にとって弟だからか離れるのが何だか名残惜しい。私はこんなにも人肌が恋しかったのだろうか。
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