助けて!! お姉ちゃん!!2

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「ミキ。急だけど合コン入れる?」「今日?」「きょう」  今日の私は本当に疲れていた。朝からのバイトの掛け持ちで働きっぱなしの動きっぱなし。正直、直ぐにでもベッドに横になりたい。そんな気分。 「ごめん。今日はちょっと…… 」「え~ ミキが合コン断るなんて~ もしかしてこれ」  曖昧な答えをしたのが間違いだった。因み(チナミ)に彼女、嶺(レイ)が突き出したのは小指。今度小指と親指の使い方を教えなくちゃ。  嶺は「ふ~ん」と言って考え事を始めだした。  一年前に彼氏と別れて以来、私は暇さえあればバイトと合コン漬けの毎日を送っていた。"大学の方はうまいことやってるから多分大丈夫。"いつもそんな感じ。  よく考えれば私、あれからほとんど合コン断ってないかもしれない。未だに良い相手が見つからないのだ。  さすがは親友。深くまで追求してこないのがありがたい。  今は2月15日七時過ぎ。この季節でこの時間。もう外は真っ暗だった。 .
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