春到来!

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「紹介したい奴ってコイツだよ。コイツは津村光弥(ツムラミツヤ)。 アダ名は…何かあるっけ」 「…ない。友達も別にいらないし」 態度悪ぅ~…。 「まぁまぁ。あ、せや、チーボーちゃん、なんか付けてやってや。」 「いいわねぇ、チーボー、ミットンさんのあだ名もつけたんだもんね」 「…良いんですか?」 チーボーは冗談ぽくニヤリと笑う。 「いいよ、印象からパッと決めちゃってよ」 印象…すっごい無愛想。 「思い付きそう?」 期待を込めてミットンさんは私をみる。 「ん~じゃ、無口で無愛想だから無口のムックでどうですか…って、あぁ…」 言った瞬間後悔。完全に失礼だ。 「…すいません」 素直に謝った。 その時だ。 「ふっ」 無口のムックがいきなり吹いた。肩を震わせている。 …え? クニもびっくりしている。 ミットンさんだけがニヤニヤと笑っていた。 「…お前、めっちゃ面白いな」 ムックがしゃべる。 「ムックさんツボ面白すぎやわ」 ぼぅっとしたまま思わずつっ込んだ。しかもあだ名で。 ムックはというと…突っ込まれたことにツボったらしい。 「ははっ、変わってるやろコイツ。 ま、よろしくしてやってくれな。 さぁ、飲も飲も!!はい、せぇのでカンパイ!」 爆笑するムックをよそに、宴が始まった。 .
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