失踪

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………………… 午後13時、クニは大学の食堂で授業のノートの整理していた。 でも、クニにしては珍しく、あまり内容については考えず、機械的にノートをまとめる。 チーボー今頃どっかでご飯たべてるかなぁ。 それから景色の良いところにつれてってもらって …チューくらいしてくるかしら。 ふふ、とクニは笑う。 勉強に集中できないなんて、いつの間にかこんなにチーボーのこと好きになってたのね。 何にせよ、チーボーにとったら生まれて初めてのデートなんだから、成功したらいいな。 クニは手を止めて、ノートをカバンにしまう。 食べかけのプリンをきれいに食べてから、クニは少し考える。 「そういえば、三浦さんが何か危ないって言ってたみたいね…」 大丈夫かな…。 急に心配になってきた。…三浦さんに話を聞いてみよう。ただの思い過ごしかもしれない。 クニはすぐにミットンにメールして、とりあえず食堂を出た。 入り口のところで、真っ黒なカラスが意地悪げに一声鳴いて飛び去った。
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