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「俺には可愛い彼女もチョコをくれるような女も、母親くらいしかいない」
「自分で言ってて悲しくないか？それ」
ちなみに晋次の母ちゃんのチョコは毎年手作り
しかも美味い
毎年もらってた
「あ、そうそう、これウチの母親から」
「毎年ありがとうって伝えておいてくれ」
そして毎年ハート型
稀にアーモンドとか入ってる
「でな聖」
さっきの質問はスルーかい
「俺考えたんだ、お前みたいにモテてチョコいっぱい貰える奴を見返す方法」
「それは実際目の前のチョコいっぱい貰う事が確定してる奴に言ってしまっていいのか？」
「いいんだ、お前イケメンじゃないから」
否定できない
「俺が見返すのは主にイケメン、でだ、お前から１つだけ超豪華なデカいチョコを１つ貰えば優越感に浸れるんじゃないかと！」
さかしいな
「お願いだ聖！」
「まあお前の母ちゃんには毎年貰ってるしな、ちょっとくらいは協力してやらん事もない」
「っしゃあーー！！」
そんなに嬉しいか
野郎からのチョコが
「じゃあじゃあ！」
「リクエストすんのかい」
「デッカいウェディングケーキみたいのがいい！」
「ごめんそれは無理だわ、千香がそれらしいから被るのは無しの方面で」
「え……ひぃ君さっき胸やけするからって」
「いや、それでもお前が用意してくれた物を無碍には出来んよ」
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