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†始まり†
「起きてよ…綱兄」
小柄な少女が、ベッドの前でフライパンとおたまを持って待っている
「ん…あと5分…」
「さっきもそう言ったよ…綱兄!」
おたまをフライパンに当て、大きな音を出す
「うわっ!?」
一気に体が起き上がる
「…網!いきなりなにするんだよ?!」
「…綱兄が起きないから」
と、時計を指差す
時間は 9時56分
「あー!!今日はみんなと黒曜中に行くんだった!」
「あ…友達が来てるよ?」
「え?!誰が来てんの?!」
綱兄の顔が明るくなる
「雲雀さんと山本さんと獄寺のさん…笹川さんは来てないよ」
「京子ちゃんはいないのか…」
綱兄ががっかりする
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