4人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
『おはよぉ』
三月三日。晴天。
ハンドボ-ルの部長として
初めての試合だ。
友香里が副部長。
あたし達は最強コンビと他校にも知れ渡る程名が高い、名コンビだ。
これまで、沢山の
チ-ムを潰してきた。
もうすぐ全国大会の予選がある
他のメンバ-もいつも以上に
張り切って練習を
重ねてきた。
今日の試合は練習試合。
我が校のライバルとも言える
北高だ。
態度が気に障るが
チ-ムプレイが予測しづらく
素早いパスで苦労させられる
再来週、区の試合だから
ライバルを蹴散らす鍵となる
試合だ。
まぁよりによって
雛祭りが試合なんて
親も淋しいかな…
まぁそんなこんなで
今北高に向かう電車の中。
友香里と後輩といる。
「いよいよだ。友香里!!絶対北高負かすぞ!!!!」
『張り切ってるね~!頑張ろ!!私達の友情パワ-で負かそうね!!』
友香里は友情とか愛とか
くさい言葉ばっかり使う…
私はあまりそういった
言葉には慣れてないから
照れ臭い…
けど、慣れてないからこそ
友香里の言葉は
魔法のように
元気になる!
だから部活で知り合って
すぐ友達になったんだ
友香里は凄く優秀で、
優しくて…リ-ダ-には
持って来いの存在。
だから私が部長になるなんて
今でも信じられない。でも友香里は良かったとか
おめでとうとか言ってくれて
安心している
『弥華!着いたよ?』
「すまんすまん
いこか!!!!」
最初のコメントを投稿しよう!