晴天

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『おはよぉ』 三月三日。晴天。 ハンドボ-ルの部長として 初めての試合だ。 友香里が副部長。 あたし達は最強コンビと他校にも知れ渡る程名が高い、名コンビだ。 これまで、沢山の チ-ムを潰してきた。 もうすぐ全国大会の予選がある 他のメンバ-もいつも以上に 張り切って練習を 重ねてきた。 今日の試合は練習試合。 我が校のライバルとも言える 北高だ。 態度が気に障るが チ-ムプレイが予測しづらく 素早いパスで苦労させられる 再来週、区の試合だから ライバルを蹴散らす鍵となる 試合だ。 まぁよりによって 雛祭りが試合なんて 親も淋しいかな… まぁそんなこんなで 今北高に向かう電車の中。 友香里と後輩といる。 「いよいよだ。友香里!!絶対北高負かすぞ!!!!」 『張り切ってるね~!頑張ろ!!私達の友情パワ-で負かそうね!!』 友香里は友情とか愛とか くさい言葉ばっかり使う… 私はあまりそういった 言葉には慣れてないから 照れ臭い… けど、慣れてないからこそ 友香里の言葉は 魔法のように 元気になる! だから部活で知り合って すぐ友達になったんだ 友香里は凄く優秀で、 優しくて…リ-ダ-には 持って来いの存在。 だから私が部長になるなんて 今でも信じられない。でも友香里は良かったとか おめでとうとか言ってくれて 安心している 『弥華!着いたよ?』 「すまんすまん いこか!!!!」
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