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明日にはまた通る通学路をしばらく歩くと学校よりも近く、目的地に着いた
なんとも便利な場所に建っているのが、もうしばらく顔すら見なくなった先輩の家
来月早々には卒業していく先輩は既に自由登校で、センター試験を終えて今は最後の追い込みの時期
同じ弓道部の元部長、部員でしか無いあたしと先輩の間柄
一昨日だって学校に来ていたことすら知らなくて、部活中に訊いて知ったぐらいだ
先輩が部長だった頃、他の部員と連れ立って何度か来たことはある先輩のお宅
もちろん一人きりで来たことは無いし、わざわざ休みの日にピンクのラッピングバッグを持って現れたあたしの言わんとすることは明白で、だからこそ今日来たのだけれど
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