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嫁とは、あれっきりで来てないし、今日は、もう家だから、会うことはない。
だから、柚莉亜を、食事に誘った。
店構えで戸惑う柚莉亜の背中を押して、店内に足を踏み入れた。
雰囲気もいいし、高級感もあってさすがだ。
店内は、やはりカップルが八割くらいで、あとは、サラリーマンのおやじ達や、女性同士もチラホラと見えた。
店の雰囲気に圧倒されていた柚莉亜だったが、そのキョロキョロ見渡す姿も可愛いと思ってしまう俺は、ちょっとヤバイ。
でも、もっとヤバイのは、柚莉亜に、店のことを聞かれた時だ。
別に嫁と来たって言えばいいのに、咄嗟に隠してしまった。
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