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不自然な俺に、気付かないで欲しいから。
嘘がバレるような格好悪い事だけはしたくないという単なる俺の我が儘。
「こういう極上のお寿司は極上の女の子と食べなきゃ」
なんて、わかりやすいベタな口説き文句を言うのも、動揺してしまってるからで、本当の俺は、もっと、クールだったはず。
だけど、昨日からのことを思い出せば、柚莉亜に関しては、甘い言葉を使ったりしている。
嫁を口説いた時ですら、嫌悪感で出来なかったことをすらすらと。
これは、浮気というものの魔力か?
だとしたら、俺は、これから先、堕ちるところまで、堕ちる可能性があるのだろう。
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