男の都合、女の事情

飲み会

歩く足も、軽やかで、皆で、歩くこういうのもいいなと漠然と思っていた。

楓さんの腕が、拓斗に絡みついているのは、見なかったことにしよう。

カラオケにつくと、夜風にあたったせいか酔いもさめて、ハイピッチで皆が皆、飲んでいた。

もちろん、私も例外ではなく。

酔ってくると、トークは、専ら、エロ一色。

誰かが質問し、残りが答えるみたいな感じで盛り上がった。

「はいはーい、みんな何カップ？」

「初エッチは、何歳？」

「好きな体位は？」

「嫁、旦那とは、どれくらいのペースでヤるの？」

「浮気したことある人？カレカノ時代も入れてねっ」

まあ、こんな感じで言いたい放題。