38435人が本棚に入れています
本棚に追加
そう思っていると、すぐに携帯が鳴った。
あぁ、成る程。すれ違ったわけじゃないから、すぐに電話掛けてきたのか。
「もしもし」
緊張しながら電話に出る。
弘輝の電話の内容は、出たところで待ってるから来てということだった。
言われるまま、裏から出ると、弘輝が壁にもたれて待っていた。
その姿は、モデルかと、びっくりするくらいさまになっていて、かっこよくて、思わず見入ってしまう。
スーツが似合う男の人っていうだけで、本来、かっこいいものなのに、弘輝の場合は、話から、仕事も出来るっぽい。
「悪いけど、ついて来てくれる?」
優しい言葉遣いもまた、大人っぽくて、かっこいい。
最初のコメントを投稿しよう!