甘い彼

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そう思っていると、すぐに携帯が鳴った。 あぁ、成る程。すれ違ったわけじゃないから、すぐに電話掛けてきたのか。 「もしもし」 緊張しながら電話に出る。 弘輝の電話の内容は、出たところで待ってるから来てということだった。 言われるまま、裏から出ると、弘輝が壁にもたれて待っていた。 その姿は、モデルかと、びっくりするくらいさまになっていて、かっこよくて、思わず見入ってしまう。 スーツが似合う男の人っていうだけで、本来、かっこいいものなのに、弘輝の場合は、話から、仕事も出来るっぽい。 「悪いけど、ついて来てくれる?」 優しい言葉遣いもまた、大人っぽくて、かっこいい。
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