38412人が本棚に入れています
本棚に追加
/1103ページ
楓さんと恵理華さんと三人で駅前の居酒屋に入った。
ここなら、帰りも楽でしょと、自信満々の恵理華さんに、もう苦笑いしか出てこない。
先に到着していたらしい男性陣に手を振る恵理華さんの頬がややピンク色だったのは、気にしないでおこう。
「こんばんは。遅れてすいません」
三人共、そんなようなセリフを言いながら席に順についた。
恵理華さん?男性陣は、五人ですが、どういうこと?
不思議に思って、恵理華さんを見ると、チラッと目を合わせたかと思うとすぐ逸らされた。
そして、手を合わせ、
「ごめんなさい。一人は、おかたい旦那に止められ、一人は、まだ仕事が終わらなくて。とりあえず、三人なんだけどいい?」
最初のコメントを投稿しよう!