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二人で日本酒を頼み、軽く乾杯をし、適当に注文する。
「弘輝、こんな高そうなお店よく来るの?」
もしかして、弘輝は、お金持ち?そう思いながら、聞いた。
「ん?二回目だよ。前に、お客さんに連れて来てもらったんだ。気にいったんだけど、一緒に来る相手が居なくてさ。こういうところは、女の子と来なくちゃ」
そう言って、優しく微笑む。
どうして?奥さんは?
そんな疑問が顔に出ていたのだろう。
「あいつは、好き嫌いが多くて、生もの駄目なんだよ」
言いながら、髪を撫でてくる。
それが気持ち良い。癖なのかな?
「こういう極上のお寿司は極上の女の子と食べなきゃ……ネッ」
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