38434人が本棚に入れています
本棚に追加
左腕をそっと出すと、ギュッと、腕を絡ませてきた。
そうすると、近いからか柚莉亜の息がやや荒くなったような気がした。
それに本人も気付いたのか、顔を俯かせるから、きっと、真っ赤にでもなっているんだろう。
それが可愛くて、頭を撫でて、歩き出した。
暫く歩くと、以前に行ったことのあるお店が見えた。そこは、まだ、一度しか足を踏み入れたことはないが、高級感があって、女の子の好きそうな感じだった。
実際連れてきたのも、嫁だし。
何でも、巷の女の子の間では有名だけど、女の子同士でくるような店ではなく、カップル向きだとかで、無理矢理連れて来られたっけ!?
最初のコメントを投稿しよう!