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俺は、風呂場にある棚から、タオルを一枚取り出すと、綺麗にもう一度折りたたんで、部屋に持っていった。
直樹「それにしても・・・寒いですね・・・」
俺はこの温度に愚痴を言いつつ、自分の部屋のドアノブを掴んだ。
ガチャァ・・・
扉を開くと、同じ姿勢で座っている山下さんの姿があった。
俺は少し恥ずかしかったのか、「これを・・・」とだけいって、タオルを渡した。
タオルを受け取った彼女は笑顔で「ありがとうございます」といってきた。
でも、俺が名前を知らないってことは、学年は違うのでしょうか?
一応同じ学年の方の名前と顔はすべて覚えたはずですが・・・
そんな中、突然うるさい音が・・・
ウォンウォウォウォンウォン・・!!
俺はとっさに耳をふさぎました・・・・
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