序盤-白の君-

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私には、好きな人がいます。 「美羽さんも行きませんか?企画成功祝いの飲み会!!」 「え……私は、いいよ。行かない」 彼に声をかけられ、心臓が大きく跳ねた。 「えぇ~、いっつも美羽さん来ないじゃないですかぁ~。彼氏にでも会ってるんですか?」 無邪気に微笑むあどけない表情は、まだまだ子供みたいで、私の胸をキュッとさせた。
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