3003人が本棚に入れています
本棚に追加
自己紹介が終わったが隼人はクラスの誰一人として名前は覚えていなかった。
「はぁー…」
溜め息しかでない。
「何ため息なんてしてるの?幸せ逃げちゃうよ!」
後ろから可愛らしい声で誰かが話しかけてきた。
後ろを向くとお人形さんのように可愛いく、小柄な女の子がいた。その瞳はビー玉のように丸く輝いている。
「パジャマ君なに悩んでんの?」
ニヤリとしながら女の子は聞いてきた。
「パジャマで学校に来たことだよ!パジャマ君じゃないし。」
お笑いのツッコミ役のように言う。
「やっぱり春風君さ面白いね!私の名前覚えてる!?」
隼人は考えるが名前がでてこない…それはそうだろう自己紹介を聞いていなかったのだから。
「あっ…んーと…」
「聞いてなかったの!?」
まん丸の瞳をさらに見開いて彼女はバツが悪そうに言った。
最初のコメントを投稿しよう!