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だが高校生になると封印は解かれる。
しかし、ここにいる生徒達には魔力はあっても魔法の魔の字も知らないのだ。
「魔力の流し方は教えない!自分たちで見つけろ。」
それを聞いた生徒達は、我先にと水晶に魔力を流そうとしている。
「私達もやりますか!」
照美は水晶に手を置いた…すると水晶の中から水が湧き出ている。水は水晶のなかでぐるぐると周り消えた。
「さすがは校長の孫だな。一発で成功とは…照美の属性は水だ」
マキ先生が照美の頭をなでた。
「ありがとうございます」
「「すげぇ!」」
寸分の狂い無く声を合わせる隼人と鋼八。
「次はオレの番だ!」
鋼八は水晶に手を置いた。力を込めたのか若干顔をしかめる。しかし、なにも起きない…
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