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「なんだこの光は!?」
マキ先生の声が聞こえるが目を開けれないため、どこにいるかわからない。
「春風君!水晶から手を離して!」
隣から聞こえる照美の声に従って、隼人は手を離した。さっきまで出ていた白い光は、水晶の中に消えていった。
「なんだったんだ?」
「なに?」
中庭のクラスメイト達は驚いた表情でこっちを見ている。隣にいた照美と鋼八も目を丸くしている。
今日は注目されてばっかだな…
「今の光を出したのは…?春風か…?」
マキ先生が驚きを隠せない口調で聞く。
「はい…今の属性はなんだったんですか?」
「光と闇の複合属性…聖だ。」
「でも先生は、光と闇は相性が悪いって…」
「詳しい話はあとでだ。今から校長の所へいく。」
校長に?椿が夢にでてきてた人って言ってたな。
「照美!私に替わってまだ魔力の流せていない者達にコツを教えてやってくれ。」
「わかりました…」
なんで隼人がおじいちゃんのところに?
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