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俺は今、なにも無い真っ白な空間を歩いている。歩き始めてどのくらい立つだろう…
水平線にまで白で埋め尽くしされたこの空間は、歩いても歩いても進んでいる気がしなかった。
「はぁ~…ここはどこだよ!」
歩き疲れた俺は、大声で叫びその場に座った…
ビビ…ビ
目の前の空間に黒い亀裂がはいっている。
「なに!?俺なんもしてないよ?」
ビビビビ…ビビ…
亀裂はどんどん広がっていく。
ビビ…ガバッ!
亀裂はどんどん広がって人ひとり入れそうな穴になった。
ヴゥゥゥゥ…穴からは化け物のような唸り声がする。
「なにこれ!?絶対ヤバいでしょ!!さっき叫んだせい?」
ヴゥゥゥゥ…ヴゥゥゥゥ…
まるで質問に答えるように化け物がまた唸る。
「すみませんでした!消えますから食べないでぇ~!!」
すると穴から全身真っ白…顎髭を胸の辺りまで蓄えた化け物…
いやお爺ちゃんがでてきた。
そしてお爺ちゃんは笑いながら言った。
「君は光山魔術学校に合格しましたぞぉ~。」
「え?!」
あまりの驚きに声がでない。
「じゃまた学校でな。ふぉふぉふぉ」
それをいい終わるとお爺ちゃんは俺に背を向けて穴へと帰っていった。
穴はみるみるうちに小さくなり消えた…そこで俺の意識は無くなった。
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