3003人が本棚に入れています
本棚に追加
隼人は先ほどの出来事を校長に話した。すると、校長のシワはさらに増えていてさっきよりも、老いて見える。
「なるほどなるほど…」
なにか納得した様子の校長は隼人の目をじっと見ている。
「あの…僕の属性ってそんなに珍しいんですか?」
「君の属性は聖。光と闇の複合属性じゃ…」
隼人はさっき思った疑問をぶつけた。
「でもマキ先生は、光と闇は相性が悪くて複合属性はできないと…」
校長は、言葉を探すように頭上を見て見つけたのかまた隼人にむき直す。
「君は聖帝の物語を知ってはいるか?」
聖帝物語-幼少のころ母さんに良く聞かされた絵本だった。
最初のコメントを投稿しよう!