属性検査

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隼人は先ほどの出来事を校長に話した。すると、校長のシワはさらに増えていてさっきよりも、老いて見える。 「なるほどなるほど…」 なにか納得した様子の校長は隼人の目をじっと見ている。 「あの…僕の属性ってそんなに珍しいんですか?」 「君の属性は聖。光と闇の複合属性じゃ…」 隼人はさっき思った疑問をぶつけた。 「でもマキ先生は、光と闇は相性が悪くて複合属性はできないと…」 校長は、言葉を探すように頭上を見て見つけたのかまた隼人にむき直す。 「君は聖帝の物語を知ってはいるか?」 聖帝物語-幼少のころ母さんに良く聞かされた絵本だった。
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