光山魔術学校

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夢から1ヶ月後… 「やっと入学式かぁ。」 腕を伸ばしてベッドから降り、部屋をでると向かいの部屋から椿がでてきた。 「「おはよ」」 ほとんど同時にあいさつをすませ居間に行くとすでに朝食はできていた。 「二人ともおはよう!隼人はついに入学式ね!今日は属性検査もあるから頑張るのよ?」 「属性検査か…緊張するなぁ…」 属性検査とは自分が持つ属性を調べることである。属性には火、水、雷、地、風、光、闇がある。 ちなみに椿は火の属性。はるみは光だ。 「大丈夫よ!隼人は私とあの人の息子だもん!」 「父さんは今日も仕事か…」 半ばあきらめたように言う。 「しょうがないでしょ父さんは魔法省に勤めてるんだから。」 椿が言う魔法省とは、自国を他国からの魔法攻撃から守る機関のことだ。 「でも入学式だぜ?顔くらい見せてもさ…と思っただけだよ。」 ため息混じりの低音な声は寂し気だ。 「私のときもいなかったわよ…ってもうこんな時間!?やば!遅刻する!」
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