第三章 過去

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栗山 翔侍 栗山 桜 ははっ、やっぱり……。 最悪の予想が的中した。 俺は顔をひきつらせ、無理に笑顔を作ろうとした。 ……上手に笑えてるかな? 鏡がないから確認できないや……。 そんな事を思いながら、病室の扉を開けた。 扉はスライド式で軽く力を加えただけで横に開いていった。 そして変わり果てた父さんと母さんを見た。 「…………父さんに、母さん…………?」 俺は目の前の現状を理解出来ずにおもいっきり叫んだ……。
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