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「……もう手遅れ? なんでそんなことが分かるの? やってみなきゃわかんないだろ!? やってみろよ! 最後まで力を振り絞れよ! そんな簡単に諦めてもいいのか!? それが医者なのか!? そうなのか!?」
俺はこの時、完全に頭に血がのぼり医師の白衣を掴み泣き叫んでいた。
「大我君! やめるんだ!」
そこにひーちゃんが止めに入ってきて、俺を羽交い締めにする。
「止めるな! 離せ!! お前らが治さないんだったら俺が治してやる!!」
俺は出来る筈もない事を口にしながら、羽交い締めから逃れようと暴れた。
そんな中、優しく響く声が耳に入った。
「…………大ッ……我……!」
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