第四章 仲間

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パシッ 「こら大我! さっさと行くぞ!」 「……行くって?」 「ん? 教室に決まってるだろ?」 そういう亮平の手には唐揚げ丼とミルクティーが持たれていた。 丼は食堂で食べる場合は器に入れられるが、お持ち帰りができて、その場合は違う容器にいれてくれるシステムになっている。 「あれ? 食堂で食うんじゃないのか?」 「今回はお前に合わしとしてやるよ」 そう言って亮平は笑顔で答えた。 やっぱりソロモン72柱は狙って来るんだろな……俺はもう大切なものをなくしたくない! その為には他人任せじゃなしに、自分が強くなりソロモン72柱を倒さないといけない。 多分辛いだろうな、そんな世界は…………でも! 「やってやる」 「ん? 何か言ったか?」 「さ、早く教室に戻って飯にしようぜ!」 「お、おう?」 そう言って俺達は教室に向かった。
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