15199人が本棚に入れています
本棚に追加
/904ページ
どうやらすでに半泣きになっている少女を見かねた裕が話しかけた。
「あ、はい」
その途端、少女は顔を赤らめ説明しだした
………美形なんて滅びればいい
「私はメティス・ティタンと申します」
「俺は神宮寺 裕。こいつは東条 悟です」
「実は…今、私たちの国々は魔王に襲われていて…。そのために勇者召喚の儀式を行ったんですが…。まさか二人も召喚されると思わなかったので…。え~と、どちらが勇者様でしょうか?」
「ああ、見たまんまコイツだ」
と言って俺は裕を指差す。面倒なことに俺を巻き込むな
「えっ!?」
何驚いてるんだ?お前ほどに勇者っぽいヤツいないだろう。目の前の少女もなんか「やっぱり」みたいな顔してるしちょうどいい
「とりあえず、詳しい話は後ほどしますので、今日のところはおつかれでしょう。部屋を用意しますので、今日のところはお休み下さい。あと、明日呼ばれた勇者様は王様に謁見することになっているので二人ともこちらに来てください」
俺もかよ!もう裕が勇者でいいじゃん!
最初のコメントを投稿しよう!