巻き込まれた俺

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「たしかに、俺は今日のように勉強面ではいつも迷惑をかけている。でも裕も俺に迷惑をかけていることがあるだろ」 「まぁ…な」 俺の友人である神宮寺 裕は一言でいえば完璧超人である。 どれくらい完璧かと言うと学年トップで、帰宅部であるが空手や剣道を習っていたらしくかなり運動神経が良いし、家事までそつなくこなす。 しかも、ここまでくると周囲から敬遠されるものだが、こいつは誰にでも分け隔てなく接するので周りから慕われている。 容姿は当然良く、何度殴ろうと思ったかわからない(やり返しやファンクラブに殺されるかもしれないのでやったことはないけど)。 身長は平均というのが唯一他の人と同じところだろうか。 だいたいの説明はこんなところだろう まぁ、野郎の説明なんてどうでもいいが 俺?俺は成績下の下、運動神経はそれなり、性格は三枚目、顔は平凡…と言いたいが違う 目がかなりの三白眼なのだ おかげでどれだけ誤解されたか… まぁ、そんなことはどうでもいい そして何が俺に迷惑をかけているかというとこいつは正義感が強い しかも、普段は冷静なくせに誰かを助けるときは後先考えずに突っ込んでいく。
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