3、発動したエルの目

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次の日……。 「おはよう」 「おいっ、愛!大丈夫かよ」 私が教室に入ると烈火が声をかけてきた。 「わっ、烈火こそ!熱は?傷は?」 私は烈火の額に手をあてながら、彼に問いかける。 「昨日、一日寝たから大丈夫だ。それより、雪白先輩に聞いたぜ。あの時の光はエルの目なのか?」 「うん、そうみたいなの」 「そうか……本当にエルの目が。……あの時は助けてくれて、その……ありがとな」 烈火は少し考えた後、頬を赤くして言った。 「ううん、私もどうやって発動したのか分かんないし……」 私は少しうつむいて言った。 お礼を言われると恥ずかしいけど、とてもうれしい。
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