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「えぇぇぇぇ!ほ、本当ですか?」
私は驚きのあまり、悲鳴を上げてしまった。
「ああ、本当だ」
「そ、それで、発動方法は?」
「守りたい、助けたいという気持ちだ」
「守りたい、助けたいという気持ち?」
「そうだよ。愛ちゃん…あの日、烈火を助けたいって思ったでしょ?」
「…………」
私は津月さんにそう言われて、あの日のことを思い出してみた。
烈火が傷ついていく姿が頭に浮かぶ……。
私は烈火に傷ついて欲しくなくて……。助けたくて……。
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