4、守るため

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「喉が……渇いたな……」 しばらくして、津月さんはそう呟いた。 「私、何か買って来ましょうか?」 「いいのかい?」 「はい!」 私は元気よく返事をすると、津月さんは笑みを浮かべ、口を開いた。 「じゃあ、コーラとブルーハワイのかき氷をお願いするよ」 「分かりました。待っていてください」 私はそう言って、津月さんが空けてくれた氷の穴から壁の外に出た。
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