102人が本棚に入れています
本棚に追加
転校先の周りに人が集まるのはよくあること。
今だって、捺の周りには人だかりが出来ていた。
「なぁなぁ!前の学校とここ!やっぱり違う?」
「当たり前でしょう…優」
質問責めにしているのは優。
そして、優を止めたのが空。
二人とも美亞の友達だ。
「美亞いる??」
隣のクラスから一人の男子が来ていた。
「零っ!!」
美亞は零のもとに走っていく。
「ねぇ優くん…彼は??」
「ん?零?あいつは美亞の彼だよ」
「そう……なんだ……」
捺の視線が零を捕らえたのをまだ誰も気づいていなかった。
最初のコメントを投稿しよう!