ハジマリ

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転校先の周りに人が集まるのはよくあること。 今だって、捺の周りには人だかりが出来ていた。 「なぁなぁ!前の学校とここ!やっぱり違う?」 「当たり前でしょう…優」 質問責めにしているのは優。 そして、優を止めたのが空。 二人とも美亞の友達だ。 「美亞いる??」 隣のクラスから一人の男子が来ていた。 「零っ!!」 美亞は零のもとに走っていく。 「ねぇ優くん…彼は??」 「ん?零?あいつは美亞の彼だよ」 「そう……なんだ……」 捺の視線が零を捕らえたのをまだ誰も気づいていなかった。
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