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二人歩いた公園
何気ない時間が過ぎ
いつも君は黙ったまま
寄り添ってくれたよね
────
「じゃあな京介~」
「おぅ」
「…光希?」
友達と遊んだ帰り道
駅の方に見知った顔を見つけた
隣の家に住む光希だ
男と一緒にいる
新しい彼氏だろうか?
「……。」
隣同士といっても
会う機会はほとんどなかった
そして久々に見たアイツは
かなり大人っぽくなってた
「幸せ、なんかな…」
呟いて駅に背を向けて歩き出す
「ただいま~」
「おかえりぃ」
いつものようにリビングから
返事が返ってくる
いつもならリビングに顔を出すが
今日はそのまま自分の部屋へ行く
そしてそのままベッドにダイブ
「はあ~…」
光希を見てから何となくモヤモヤする
光希に新しい彼氏ができたことは
知っていたのに…
俺達はもう一年も前に
終わっているのに…
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