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｢………ん…｣
目が覚めると、あたりは真っ暗
長時間同じ姿勢だったからか、間接がバキバキと鳴った。
(何時…)
時計を落としそうになった。
時刻は午後１０時
もう夕食とかいってる時間ではない。
｢……っ｣
バタバタと自室からでるも、シンとしたリビング。
湊の部屋をのぞくと、まだ帰ってきていないのだと分かった。
遅くなるといっていた。けど…
ソヨギの不安定な心は、ギシギシと軋んでいく。
(がんばったのに、なあ…)
はやく帰ってきて
はやく抱きしめて
壊れてしまいそうだから
．
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