断り

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そこで清海が、恥じらいつつ、余計な一言を言った。 「やだ・・・噂になっちゃうね。信二くん」 「小寺さんっ!  なんでボタン留めるの?  さっきまでシャツなんかはだけてなかったじゃないか!」 「信二くん、冷たい・・・泣いちゃうから」   小野寺はうっすら涙ぐんだ。 「コトが終わったら、もう用済みってわけ?」 「もおやだ君と関わるの!」   信二のほうこそ泣きたくなった。
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