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そうこうしている内にカウントは0となり、コムサイ後部のハッチが開かれた。
飛行中であるため、格納庫に外部から風が吹き込んでくる。
先ずハンニネン少佐率いる148小隊の3機が颯爽と降下をして行った。
「さて、お偉いさんも行った事だ。我々も降りるぞ。アラン伍長、ゴードン軍曹、準備は良いか!」
そう声を上げたのは小隊長のリーンハルト・クローデン少尉。銀髪で青色の眼、血筋はドイツ系の男である。整った顔立ちのために28という実年齢よりは幾分若く見える。
「万端ですぜ。少尉殿。」
「こっちもOKだ。さっさと連邦を参らせてやりましょうや。」
アラン伍長とゴードン軍曹が威勢良く答える。どちらもドレッドヘアのいかつい顔をした恐持ての黒人だ。
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