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「やっぱすげぇな。
な、もう・・なんていうか。
声もでないっていうか・・。」
リハーサルが終わり。
ぞろぞろとそれぞれの場所へ
みんなが戻る途中、
リュウガがそう呟いた。
本当、本当に・・。
「うん、凄い・・
格好良い・・本番、
みれるかな。
絶対みたいー!!」
藍も若干興奮気味で、
横にいる親友に話す。
「俺、ライブハウス時代も
しょっちゅうみてたけど、
やっぱいつの時代も
格好良い―!」
リュウガは人がごった返す
廊下だというのに、
気にせずスキップ。
・・そこまでは
ついていけないっす、親友。。
「あ、ノリさーぁーん!」
スキップをした
親友:リュウガは・・
標的めがけて・・
そのテンションのまま。
つっこんでいった。
「お前、なんやねん、
そのテンション、きもいで!」
軽快な大阪弁。
けれども・・いつも以上に
高揚してるきがした。
「だって・・たか・・」
「崇さん!!!!!
もう・・なんで
あんな格好ええんやろう!
美しいんやろう・・俺な、
舞台袖でみとったん。
ぎりぎりまでな、崇さんの
そばにいたくてな。
正面からは
みれへんかったけど・・
一番近くにずっとおれたん!
もう・・俺・・もう・・
抱かれたい☆☆」
「・・。」
リュウガも
戸惑うハイテンション。
ノリの口からは
「崇」その名前が連発される。
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