どこか遠く、遥か近く

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「・・あたしとちぃは。 日本の文化になったの。 あたしはそう思ってる。 ・・ねぇあなたも。 あなたの唄もいつか きっと・・そうなるわ。」 あたしの・・唄・・ ふるふるふる。 藍は首を横に振る。 あたし・・なんか・・!! 彼女はそっと藍にちかづき、 優しく藍の唇に指をよせた。 「だけどね、 そうだな・・まだ早いかな。」 まだ・・早い? 「ねぇ・・唄って。 あなたはまだまだ・・ 唄を歌いつづけるの。 きっと彼もそれを望んでる。」 あたしの・・唄・・。 ざざざ・・ 寄せては返す、波の音。 二人の間に流れていく。
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