第一球

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彼と授業中 色々お喋りをしていた。 私自身の事 彼の事 私は中学の頃バレー部だったんだ! 俺は野球!ずーっと野球野球野球! 野球が好きなんだね。 私のお兄ちゃんもこの高校の 野球部だったんだよ! 知ってる知ってる! 左ピッチャーの背番号1。 エースだったよね そんな話をして 会話が途切れる事もなく その 彼の一言 「俺の夢はプロになる事。 絶対にプロに入る。 絶対プロになって がっつり稼いで そんでさ、 いや俺がなりたいってのも もちろんあんだけど 母さんとか父さん 家族の為に俺はそれを 頑張って叶えて 楽させてやりてぇんだ!」 そんな事を言われた キラキラした 純粋で真っすぐな目 迷いのない笑顔 素直な透き通る気持ち そんな全てが 何だか凄く伝わってきて 伝わってきて こんなにも家族想いで 自信家で こんなに大きなでっかい夢 持ってる人も 初めてで 本当の本当に 心から。 夢も心も大きくて広い 空のような彼に 凄く凄く 素敵な人だなぁって 思った  
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