1285人が本棚に入れています
本棚に追加
『あんな、プロポーズっちゅーもんわ、女にするもんじゃなくて、好きなヤツにするもんじゃ』
大きな目をパチパチさせて固まる忠義。
「り、亮ちゃっ…プロポーズって意味知ってるん!?」
固まったかと思えば今度はアタフタ。
『おん』
「俺はめっちゃワガママやで?」
『ふはっ、知っとるよ』
「すぐお腹減るで、」
『ええよ』
「Hは週1で1回やで」
『えぇ・・・って、えぇ!?』
危うく『ええよ』と言い掛けた。
『…それだけは守られへんわ!!何で週1で1回やねん。少なすぎやろ!』
「アホ!俺の体壊す気か!月1って言わなかっただけ有り難いと思い!」
そう言いながらも忠義の顔はとても穏やかで幸せそうやった。
「・・・亮ちゃ…今日しか言わへんから…な、」
『ん?』
「俺は、錦戸亮が好き、」
『・・・な・っ!』
「…誰よりも亮ちゃんが好き・・あ・・・愛してる、」
『・・・た・・・よしっ!!』
真っ赤になって俺に思いを伝えてくれた
思わず思いっ切りだきしめた。
『・・・・アカン。めっちゃ嬉しいわ…。俺世界一の幸せもんや…』
「・・・っ、い…ちいち大袈裟や、!」
『・・・・キスしてええ?』
「そんなん聞くことちゃうやろ、」
―ちゅっ
『忠義、俺もホンマ大好きや。愛しとる。ずっと、ずーっと幸せにする』
「ん…。俺も亮ちゃんと離れるなんて嫌や。
まぁしゃーないから一緒に居てやるわ、」
って今度は忠義からのキス。
そして見つめあって笑って、またキス
いつまでもこんな風に笑っていよう。
たまに喧嘩なんかもして、
でも互いをずっと想い続けていよう。
『・・なぁ・・ヤってもええ?』
「ええけど、1回だけやからな。」
『・・・無理やーーっ!!』
-END-
最初のコメントを投稿しよう!