同棲

33/51
755人が本棚に入れています
本棚に追加
/718ページ
龍介 「まあ、紗弥加が居ない事は良いことだよ。」 俺 「もう、お前は信じれんわ。」 龍介 「この話はマジだから!」 俺 「で、紗弥加が居なくて何で良いことと繋がるん?」 龍介 「見事、2人目の子供を授かりました!」 龍介はすげー幸せな顔で言った 俺 「まじで??」 龍介 「おう。だから、子供生まれたら今みたいには海斗を構ってあげる事できなくなるかもしれないから最後に3人で旅行行って海斗にいい思い出作ってあげる予定だったけど仕事が忙しすぎてまとまった休みがとれなくて、紗弥加と海斗、2人で旅行行ったわ!だから、今家に誰もいないんだよね。」 俺 「まじか!よかったやん。」 龍介 「おう!まあ、帰ってきたら3人で遊園地行くんだけどね。」 俺 「なんか疲れたわ。さっきまで離婚するって言われて今は、子供できたとか言われて!」 龍介 「もう過去の事は忘れろや!」 俺 「でも、あんなどうしようもないお前が2人の子供のパパになるとかなんかうけるわ!」 龍介 「どうしようもないとかお前には言われたくないけどね。まあ、ぶっちゃけ俺もまだ実感してないけど、幸せならそれでいいじゃん。どんなに仕事で疲れていてもあいつらの為だったら全然苦じゃないしなんか不思議と頑張れるんよ。1人だったら今の仕事なんか絶対続いてないと思うしやっぱり家族はいいぞ。お前も自分の家族を持てばわかるよ!とりあえず今持ってる酒空けて!」 小さい頃からほとんど一緒にいて、一緒に悪いこともたくさんした龍介がすごく大人になっているのを俺はその時初めて感じたんだ
/718ページ

最初のコメントを投稿しよう!