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「…バァカ!雪実ちゃんが良いの!
さっきも言ったけど俺も雪実ちゃんの事
好きなんだから!」
さっきまではあんなに言いにくかった
『好き!』と言う簡単な言葉が
今はコンナにも簡単に言えるのが
不思議で仕方なかった。
「えぇ?先輩ソンな事言ってませんよ!
言ってたらコンナに緊張しませんもん!」
「言ったじゃん!
もしかして怖いのが抜けてすぐで
聞いてなかった…???」
「うぅ…ソウかもしれません…すいません。」
コノ困った顔も最高だなぁ!
ちょっとイジメてみようかな!
「ダァメ!許さなぁい!」
「えぇ…ソウですよね…こんな最低な女を
許せる訳ないですよね…。」
…泣いてる?
えぇ?マジに捉えられた?
コレはヤバい実にヤバい。
「いやウソウソ、
許すに決まってるじゃん!」
雪実ちゃんの顔が一気に笑顔に戻った。
「本当ですか!
じゃあ付き合ってくれるんですか?」
「だ~か~ら~喜んで!
って言ってるじゃん!」
「…嬉しい。
本当に嬉しいです!」
「うん、俺も!」
お互いに顔を真っ赤にして
見つめあったまま
幸せな時を過ごした……………。
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