明菜の決意

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そんなこんなで日は過ぎて行き もう5月になろうとしていた。 俺は付き合ってみたいと思いながらも フられたらどうしようと不安になり どうする事もなかった。 今はたまに校門ですれ違ったり 校門で眼があったり 校門で…って校門ばっかし? 俺校門以外で 会ったこともねぇじゃん…。 ちょっと凹むな…。 そんな俺を見ていた明菜が 「ちょっと、大地なに凹んでんのよ!」 俺は無視していた。 すると 「どうせ雪ちゃんの事でも考えてたんでしょ。」 ッッッ! なぜわかった? 俺は見透かされてるような気がして いやだったが仕方無く 「そうだよ!」 明菜は言った 「告っちゃえば?」 「ハァ?んなもん出来るか!」 「他の仔に取られても良いの?」 「うぅ…わかったよ!」 俺は決意を固めた。 そしてとりあえず 校門で待つことにしたのだが アノ仔を見た瞬間やっぱりムリ… と思って見過ごしてしまった。 あぁ、俺って情けねぇ…。 と思いながらも 俺は帰宅した。
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