プロローグ

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西暦3157年から続いた破滅的な戦争は100年後、文明の崩壊と共に終戦を迎えた。 その戦争を生き残ったわずかな人々に残されたのは、かつての文明の残骸と破壊し尽された自然だけだった。 それでも生き残った人々はあちこちに小さいながら集落を作り、そこで暮らしているのだった。 しかし、そのような集落で生まれた子供達にかつての戦争で使われた物質の影響が出始めた。 それは『超人的な能力を生まれながら持つ』というもので、その子供達はどちらかの目の上に小さな星の印を持って生まれた。 そして、その子供達は過去の戦争の遺物として大人から非情な扱いを受け、最後には集落から遠く離れた過去の文明跡へ送られて行ったのだった。 その子供とその家族の悲しみの声も聞かずに…
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