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ホストクラブ ラビアンローズ 新宿店 伊集院聖也。
「ホストクラブ?」文字を読んだ雄太に、渚が頷いて答える。
「ええ。その男を、殺してもらいたいんです」
思わず、雄太と沖田は同時に顔を見合わせた。
「ふむ」沖田が名刺をつまみ上げる。
「はあ。伊集院聖也、ですか。やあ、凄い名前ですね。ありがち、というか、ベタベタというか」
感心しているとも呆れているとも取れる微妙な口調だった。
その声に、多少の戸惑いが混じっている。
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